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Columns​

#1. A-jungle誕生に至るまで~われわれはどこから来たのか
Hidenori Suzuki 13 Feb 2014

 ここでは「アカデミック・ジャングルがいかにして誕生したか」、その経緯をお書きします。

私の覚えている範囲、私の目線からの記述になりますことをご承知おき下さい。

 まず「アカデミック・ジャングル」(2014.1~)はもともと「アカデミック・ランチ」としてスタートしました。

あれは確か2012年の9月頃(いきなり曖昧)、中さんといきつけの学食「ダイニングフォレスト」で

昼食をご一緒しているときのことでした(私は中さんの研究室に出入りしているわけですが、

その経緯については省略します)。中さんは「ソーシャルランチ」なるものを知っているか私に尋ねました。・・・

 

  
#2.イタリアのBar文化について

​Tatsuhiro Naka 15 Mar 2014

 

  ここ最近、研究の関係で頻繁にイタリアを訪れています。その関係で、今回はイタリアの面白い文化を紹介したいと思います。  

  表題にある”Bar”は、”バー”ではなく、”バール”と呼びます。日本で”Bar(バー)”と言うと、カウンターでお酒を楽しむ大人の空間というイメージですが、イタリアの”Bar (バール)”はちょっと違います。ここでは、確かにお酒も飲めますが、特に日中はコーヒー(イタリアではコーヒーはエスプレッソのこと)やカプチーノを飲みに人が訪れます(このようなバールは、イタリアのどこの街に行っても、日本のコンビニ以上に点在しています)。しかも、その値段は一杯1ユーロ程度。そして、席でのんびり飲むのではなく、左の写真のように立ち飲みが一般的です。そして、例えば、ランチの後は、必ずバールに行ってエスプレッソを”ひっかけ”ます。このランチ後の一杯は、どんなに時間がなくても欠かすことはなく、・・・

 

#3. 「何事もほどほどに」大学生活を送る学生を探究する

 

​Nobue Kanamori 28 Oct. 2015

 

全国大学生活協同組合では毎年学生アンケートを実施し、大学生活の送り方を「豊かな人間関係」「勉学第一」「何事もほどほどに」「サークル第一」「趣味第一」に区分して、その内のどれに重点をおいて大学生活を送るかという問いを設けている。この回答の時系列データをみると、「何事にもほどほどに」に重点おいている学生が、1982年の14.6%から2010年には21.5%に増加している(高校生新聞2012年12月号「大学生活の重点の変化」)。約30年間で、「勉強第一」がトップになり、「豊かな人間関係」を重視する学生は減少した。そのような中で、「何事もほどほどに」に重点をおく学生が、右肩上がりにじわじわと漸次増加し続けているのである。

「いったいなぜ?」この素朴な疑問が研究課題の設定理由である。量的・質的研究の両面から分析してみたところ、「社会適応のため」というのが1つのキーワードとして浮上した。 ・・・・・・・・

 

 

#4. なぜ異分野交流か?

 

Hidenori Suzuki  15 Nov 2015

 異分野交流は手段であって、目的ではない。昨今「異分野融合」という言葉をしばしば耳にするが、何のために「融合」するのか明確でないことがある。AJにおいても、メンバーによってそれぞれの関わり方があってよいが、会としてのVisionは必要であり、それを示しておくことは有益だと考えられる(実際に「なんで異分野交流するの?」と聞かれることがままある)ので、オーガナイザーの一人として私なりにAJの目的を四つにまとめて提示しておく。・・・

 

  

#5. Why to go beyond my major: A simple view

 

Cássio Sozinho Amorim  26 Nov 2015

Natural sciences and more broadly STEM (Science, Technology, Engineering and Math) are often tagged as “useful” opposed to HSS (Humanities and Social Sciences). But are STEM any better or intrinsically different than HSS? I wonder.

 

Let me first illustrate what I'm thinking with an example. STEM may work to make corncobs of double the standard size, with 50% more cobs per plant, leading to 3x bigger yield. How can we distribute this bigger production fairly and efficiently among population is an issue for HSS to solve. Their solution may ask for further help of STEM in logistics, infrastructure, IT, etc., which in turn may lead to other HSS requests and so on. ・・・

 

 

 

 

#6. 「やる気」について考える

 

Takatoyo Umemoto  07 Dec 2015

今回のコラムでは,私の研究テーマである「やる気(動機づけ)」について少し紹介したいと思います。このコラムを通して「やる気」について考えるきっかけになれば幸いです。

 

 学習や仕事を自律的に進めるためには,やる気(動機づけ)が重要です。この意見には多くの方が賛同されると思いますが,それでは,常にやる気満々で学習や仕事に取り組めるでしょうか?多くの人が”No”と答えるのではないかと思います。そういったときに重要になるのが,学習・仕事中に「自分自身でやる気をコントロール・調整すること」です。私は,学習場面を対象に,こういったやる気の調整について研究を行っています。 ・・・・

 

  

#7. 豊かな密林であるために

 

Yuhi Yano  07 Dec 2015

物の道理を考えたとき、学問を分割し体系化するということは至

極合理的な発想であり、いち個人が高度な学問を学ぶ際には有効な

方法である。しかし、学問の出発点の一である自然現象の理解・解

明というところに立ち戻ると、それは必ずしも相応しい方法論では

ない。・・・

 

  

#8. the Fastidiousness

 

Yuhi Yano  01 Jun 2016

近年では、人が握ったオニギリを生理的嫌悪感から口にできないという人が増えているようだ。かなり増えているようだ。ざっと調べたところでは、少なくとも日本人の四半から半数程度の人々は、老若男女に関わらず、そういった傾向があるようだ。・・・

 

  

#9. Academic Writing or Arcane Cipher?

 

Cássio Sozinho Amorim   18 Jun 2016

“Academic Writing” is a term that does not have a long history of coinage, and is usually applied
by scholars to denote the formal printed verbalization of their exposable achievements. It is often
shaped with a clear division into introduction, objective, methodology, body and results, and a
closing conclusion. It avoids ambiguity and prolixity by precise and professional word
exploration, assures special hedging caution on virtually any generalization, whilst sustaining a
distinct tone for objectiveness, bound to an impersonal discourse, and not seldom inferred as a
proof of intellectualism and highly developed cultural background. Now, is it? ・・・

 

(日本語概要あり)

 

  

#10. Trump & Patacas

 

Cássio Sozinho Amorim   10 Nov 2016

Ten years ago, when I was in second year of high school (damn, it’s been 10 years already!?), our biology teacher proposed a different activity. We would do a kind of quiz contest, divided into groups and completely organized by student. Each group, with 5 members, would prepare questions about what we were studying, and the other groups would answer. Now, our teacher created some fictitious currency, called “Pataca,” evenly distributed in the beginning, and we would actually bet it when answering, getting double if right, losing all if wrong, and nor losing nor
winning anything if judged half-correct.・・・

  

#11. Nearby rights left unseen

 

Cássio Sozinho Amorim   1 Nov 2017

Scientists are urged to “commit themselves to high ethical standard” and to conform to
“norms enshrined in international human rights instruments” in scientific professions, as
expressed in Budapest’s Declaration on Science and the Use of Scientific Knowledge [1].
Nonetheless, while we may have been seeing concerns with human rights in national and
international political domains, one could wonder how serious this commitment is on fields
nearer to us like daily relations within our institutions. ・・・

  

イラスト夢

#12. 「研究の価値と「学者」のあり方」(野依サロン考察)

 

Hidenori Suzuki  16 Feb 2020

 専門的研究者と「学者」を分けるポイントの一つとして、自分たち自身のやっている研究の意味をどれだけ考えているか、その価値を狭い専門領域の外にどれだけ示すことができるか、があると考える。

 自らを振り返ってみても、もともと何か知りたいことがあって大学院に進むはず(「知を愛する」哲学系!)だが、その専門領域でよしとされていること、研究室の慣習、学術誌の評価基準などの型にはめられて、「内在的動機」を往々にして見失いがちである。・・・

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