top of page

AJセミナー「大学時代の正課外活動における所属の違いが社会人生活の意識に及ぼす影響」

概要:「体育会系は就職に有利」という言説がある.この言説は今もなお,大学のキャリアセンターの就活セミナーなどで使われており,就活サイトでは当たり前に使われている.しかし,労働市場が正規雇用・終身雇用を中心とする内部労働市場から,非正規雇用や転職など雇用の流動化が進む内部・外部折衷型労働市場に移行している現在でもこの言説は通用するのだろうか.そもそもこの言説はいつごろから使われ始め,なぜ体育会系は就職に有利なのか.この点を明らかにする学術研究はあまり見当たらない.つい先日も名古屋市教育委員会は,全市立小学校で実施している部活動を2020年度限りで廃止する方針を表明した.教員の長時間労働が問題になっており,現場の負担軽減を図るためである.中学・高校の部活動のあり方や教員の負担軽減も議論がなされているように,現在,社会のあらゆるフレームが大きく変化しようとしている.今まで当たり前に使われてきた言説やルールを見直す時に必要なことは,従前使われてきた意義と,それをどのような目的のためにどのように変化させるのか,客観的かつ多角的視座に立って考察することである.今回は,大学時代の正課外活動における所属の違いが,社会人生活に及ぼす影響にはどのような違いがあるのかという観点に立ち,体育会系と文化系との所属の違いに着目して分析を行った.体育会系は就職に有利と言われているが,文化部で活躍していた人はそうでないのか.体育会系といっても体育会運動部とサークル所属では違いがあるのか等々について,統計分析の結果を示しながら報告する .


Featured Posts
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
Recent Posts
Search By Tags
まだタグはありません。
Follow Us
  • Facebook Classic
  • Twitter Classic
  • Google Classic
bottom of page